「困ったときのケアマネ頼み」

要支援2で一人暮らしのAさん(71)の知人から相談

徐々に視力も悪くなってきて、郵便物の確認や電話を掛ける・買い物へ歩いていくのも大変になってきた。頼れる身内もいない為、困ったときには近所の知り合いのところへ行って相談しているようだが、これから先を考えると心配。何か利用できるサービスはありますか?

大変さがあっても色んな工夫をしながら頑張って生活されてきたのでしょうね。ご本人の不安はもちろんですが、周囲の方も心配ですよね。視力低下により日常生活に支障が出てきているとのお話ですが、定期的にかかっている眼科があるのでしたら、是非、先生に身体障害者手帳の相談をしてみると良いでしょう。手帳の取得ができれば、障害サービスの利用ができます。ただ、要介護認定を受けている(要支援2)とのことなので介護保険サービスが優先となり、介護保険のヘルパーサービス等が利用できますが、身体障害者手帳があれば、介護保険のサービスにはない障害サービスの同行援護(移動に必要な外出・市への手続・病院受診など)や、居宅介護(代筆・代読等などその人の“目”の代わりになるサービス)が受けられます。不安なこと、困りごとがある時は、居宅介護支援事業所や高齢者支援センターに相談してください。

<ポイント>

  • 身体障害者手帳の有無の確認
  • 持っていないときには眼科医へ相談してみる
居宅介護支援センター紫雲 主任介護支援専門員
鎌田 クニ子
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