同居の息子からの85歳(要介護2)の父親の介護相談
自宅内で転倒し右大腿骨骨折して入院。手術して自宅へ退院することなった。リハビリを受けて歩行器で10m位歩けるようになったが、昔作りの家なので自宅生活が心配。退院するにあたりどんなサービスが利用できるのか教えてほしい。
退院できることになり良かったと思う反面、在宅での生活が心配にもなりますよね。病院によっては退院する前に家屋調査ということで、ご本人と担当のリハビリスタッフやソーシャルワーカー、福祉用具業者等が一緒にご自宅を訪問し、生活環境整備のためのアドバイスをしてくれることがあります。歩行器の継続利用の提案、住宅環境の整備(風呂場・トイレ・玄関の出入り口などを確認して手すりや踏み台などの設置、段差解消などの改修)や福祉用具レンタルの提案などもしていただけます。退院後もリハビリ継続を希望するなら通所リハビリ施設でのリハビリや、自宅に理学療法士や作業療法士に来てもらえる訪問リハビリがあります。歩行状態の維持向上や生活動作の指導も受けられます。また、要介護2でしたら、介護保険を利用して特殊寝台(ベッド)のレンタルやポータブルトイレ、シャワーチェアーなどの福祉用具も購入できるので、担当の介護支援専門員へ相談してみてください。
<支援のポイント>
- 住宅改修工事と福祉用具のレンタル
- 通所リハビリと訪問リハビリの2種類がある