「困ったときのケアマネ頼み」

娘から同居している母親の介護相談

介護サービス(デイサービスやショートステイ)を利用したいと思っている。知人から小規模多機能型という施設を教えてもらったが、どういうサービスが受けられるのか?また、特別養護老人ホームとは何が違うのか?

在宅を希望するか施設入居を希望するかの違いがありますが、小規模多機能型とは、一つの事業所で「通い」を中心として、利用者の状態や希望に応じて随時「訪問」や「泊まり」のサービスを組み合わせて利用できる地域密着型サービスで、対象者は要支援・要介護認定を受けていて在宅での生活を希望する方になります。一方、特別養護老人ホームは、原則要介護3以上の方で常に介護を必要とし、在宅での生活が困難な利用者が入居できる施設サービスです。小規模多機能型は料金が定額制でありながら、状況に応じて柔軟にサービスを組み合わせることができ、全サービスを同一事業所で受けられるため、違うサービスであっても顔なじみのスタッフが行うなどのメリットがありますが、定員制のため1日の定員数を超えたときは希望日に利用できない可能性があったり、併用できないサービスがあるなどのデメリットもあります。詳しくは担当のケアマネジャーや高齢者支援センターへご相談ください。

<ポイント>

  • 通い、訪問、泊まりのサービス
  • 定員によって利用できないことがある
居宅介護支援事業所つまさと 介護支援専門員
友部 直子
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