健康に関する知識を専門講師から学ぶミニ講座として4月から始まった「+プラス」講座。第1回目(4/21)は『楽しい体操』の講師としてお馴染みの NPO法人ちいきの学校の運動健康指導士:鈴木直昭氏による“筋トレ講座”を開催。筋肉は大きく分けて3つに分けられること、身体における筋肉の役割がそれぞれありその中でも骨格筋を動かすことが大切で、そして筋肉量は55歳頃から急降下するため、その前からコツコツ貯筋することが健康保持の鍵とのこと。また、自宅で気軽にできる運動についても幾つか教えて頂くなど充実した内容でした。
2回目(5/19)は認定栄養ケア・ステーションやまぶきの管理栄養士で主任介護支援専門員:櫻井栄子氏による栄養講座“高齢者に必要な栄養”を開催。「健康な体を作るためには基礎となる体を作り運動することが大切であり、体を車に例えるとガソリン(エネルギー源)として糖質・脂質を、車体(体の構成成分)としてたんぱく質を、エンジンオイル(生体内の化学反応を調整するもの)としてミネラル・ビタミン等をバランス良く摂ることが重要。また、脂質を控える人も多いが、脂質は少量で大きなエネルギー源となる。エネルギーが不足すると蓄えた筋肉(タンパク質)をエネルギーに変えて消費しようとするため、筋肉量が増えないのでタンパク質と適度な脂質はしっかり摂ってほしい」と櫻井氏。足りないかなと思う時には、分量で捉えず卵やヨーグルト等1品プラスするだけでも良いとのこと。健康作りには運動に加え、食事の質も大切なのですね。「なるほど」と思うことが沢山詰まった楽しく自由充実した時間でした。
3回目(6/16)は茨城県歯科衛生士会 地域歯科保健委員:鈴木祐子氏による口腔ケア講座“保ててますか?お口の健康”を開催。「口は食べる、話す、呼吸をするなど大切な器官であり、体を維持するための食べ物を取り入れる入り口。更に口は脳の健康とも密接に関係している。左右の奥歯でしっかり噛めるということは咀嚼筋を良く動かしているということ。咀嚼のための筋肉は顔全体から側頭部まで動かし脳へ血流を増加させ、脳(前頭前野)が活性化し認知力アップにつながる」と鈴木氏。また、“健康の入口はお口から”と題し、口腔ケアの仕方や咀嚼(噛むこと)、嚥下(飲み込み)の機能などについてもユーモア交えながらお話し下さいました。今回の講座を聞いて “口腔ケア”がいかに大切なのかを痛感しました。最後に鈴木氏から「健康で長くいるためにも是非、定期的に歯科へ通い歯石除去などのお手入れをしてほしい」とメッセージを頂きました。 「皆さん、健口ですか?」